「子育て」のための移住~小鹿野の気になる進学事情~

今回、小鹿野町への移住検討者用「お試し住宅」をご利用いただいたのは、神奈川県にお住いのY様。3人家族で「子育て環境」を第一条件に移住先を検討しているというY様に、今回のお試し滞在についてお話をうかがった。


小鹿野町の「お試し住宅」についてはどこで知ったのですか?

今住んでいる神奈川県から、あまり遠すぎないところでいくつか探していて、「埼玉 移住」と調べていて見つけました。

神奈川県からですと、結構遠いイメージですが…

距離はそうですね、でも意外と2時間半くらいで着くんですよ。

そうなんですね。「神奈川」と言えば海のイメージがあります。一方で「埼玉」は海なし県ですが、そのギャップは大丈夫でしたか?

海はやっぱり好きなんですけど、生活に大きい影響があるわけではないので、海か山か、どっちの自然を取るかの選択ですね(笑)。

山もそうですけど、神奈川県に住んでると「川」との縁があまりありません。川遊びなども「危ないからダメ」となってしまうケースが多い。なので子どもと川遊びがしたいとなっても、なかなか実現が難しいんです。

小鹿野町に来ていただければ、たくさん「川遊び」できますよ!

あとは秩父含め、この辺りには結構いい渓流があって、イワナとかも釣れるんです。川釣りを楽しめるエリアでもあります。

そうなんですね。皆野町(みなのまち:秩父市に隣接する町で、小鹿野町と同じく1市4町と言われる「秩父地域」の町の1つ)には来たことがあったので、自然がたくさんありそうぐらいのイメージはあったんですけど、皆野ともまた少し雰囲気が違う印象でした。こっちの方がもうちょっと山の中って感じですね。

小鹿野も皆野も「秩父盆地」という盆地の一角ですが、確かに小鹿野の方が少し山深い位置にありますね。住む場所にもよりますけど。

昨日とおととい(4月18日,19日)も2日連続28℃超えで、すごく暑かったです。お祭りも見に行かせてもらいましたが、地元住民の皆さんが暑そうな中で盛り上がっているのが印象的でした。

「春祭り」と呼ばれる、1年の中でも最も大きいお祭りの一つですね。

今回Y様には、「お試し住宅」の利用可能な最長期間である9泊でご利用いただきました。小鹿野ライフはどうでしたか?

体感では1ヶ月ぐらいいたイメージですね…やっぱり長く滞在して良かったなって思います。その方が実際の生活の感じとかもよく分かりますし。

ご応募いただいたタイミングではまだ始まっていなかったんですが、今後は滞在中に地元住民との交流を必須にしたいと考えていて、町民からいろんな話が聞けると、また色々と参考になるかなと。

確かにそうですね。今回は子育て支援センター、こども園、保育園を見学させてもらったので、それぞれで少しお話しすることができました。子どもはおもちゃで遊んだり、「子ども服おゆずり会」で服をいただいたりしたのでとても助かりました。こうして実際に足を運んでみたことで、かなりイメージは固まったように思います。

加えて私と妻は教員をしているので、小中高と地元の学校事情はやはり気になるところです。小学校と中学校は地元の公立の学校に行くとして、高校に上がるときには小鹿野町の方ってどうしてるんでしょうか?

町内には1校、県立の小鹿野高等学校がありますし、秩父市には秩父高等学校と秩父農工科学高等学校、皆野町には皆野高等学校があります。通学方法はバスや原付、保護者の方が車で送るなど、ご家庭によって様々ですね。数は多くないですが、西武秩父駅から飯能市や東京都内の学校に通う子もいます。

そうなんですね。今住んでいる神奈川のエリアからだと、進学先の選択肢は山のようにあるんです。多いから良いということではないですけど。移住を検討している第一の理由が「子どものため」なので、小鹿野町に限らず、どこに移住するにしても子どもにとっての選択肢をなるべく多く残してあげたいというのが、なかなか外せない要素になりますね。

ありがとうございました。


埼玉県秩父郡小鹿野町では移住を検討されている方向けに、実際の生活を体験できる移住体験住宅「OGANO LIVING」を提供しています。

「OGANO LIVING」は町営住宅を改装した施設であり、リアルな暮らしを体験いただけるようコーディネーター伴走型、利用料は無料(2025年4月現在)です。移住のご検討にあたっての情報収集として、ぜひお気軽にご利用ください。

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写真:移住相談員 松田遼
文章:移住相談員 芦田央

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