イベントレポート|小鹿野で田舎暮らし体験・家族で楽しむ郷土料理とスイカ割り

8月末に開催した「家族でゆるっと!奥秩父小鹿野町・夏の田舎ぐらし体験」が、県内外から16名の方にご参加いただき無事に終了しました。運営スタッフとして関わりつつ、移住者として小鹿野で暮らす著者・松田が、家族(1歳と6歳の息子、夫)とともに体験した一日をレポートします。

冷や汁づくりからスタート

最初のプログラムは郷土料理「冷や汁」づくり。
すり鉢を使ってピーナッツをすりつぶす工程はなかなか根気がいりましたが、子どもたちは最後まで一生懸命にやり抜こうとしていました。

先生からは「冷や汁は、蚕仕事の合間にみんなで食べやすいように工夫された料理なんです」というお話もあり、暮らしに根ざした知恵と歴史を感じる時間になりました。

出来上がった冷や汁をみんなで囲んで食べると、ひんやり優しいピーナッツと味噌の味わいが暑い夏にぴったり。特に子どもたちは「自分で作ったから美味しい!」と大満足の様子で、夢中で食べていました。その笑顔に、大人も自然と笑顔になりました。

トーク会での価値観の共有

続いてのトーク会では、先輩移住者として松田がファシリテーターを務めました。

その際にシェアしたのは、私自身が小鹿野に来てからの8ヶ月間で撮りためた象徴的な写真です。雪景色、満開の桜、夏の川遊びなど……この町での暮らしや体験を切り取ったものを題材にしながら、ゲストの皆さんに紹介しました。この写真を見返しながら自分自身もあらためて「小鹿野での暮らしの豊かさ」に気づかされました。

その後は皆さんと意見交換。「都心と田舎の子育てのちがい」「地域で子どもをみんなで育てる感覚」などを参加者同士で直接顔を見ながら話せたのは、とても貴重な時間でした。
些細なことでも「やっぱりそうだよね」「へぇーそうなんだ!」と発見と共感が生まれる瞬間に、この時代だからこそ失われがちな「つながり」の価値を強く感じました。

その間、子どもたちは別のスタッフがサポートしながら外で水遊びを満喫。大人も安心して語り合うことができました。

遊び疲れて眠ってしまった小さな子どもたち。その姿を見て、年上の子も大人も「かわいいね」と自然に見守っていました

夏の醍醐味、スイカ割り

最後は夏の定番イベント・スイカ割り!大人も子どもも真剣に挑戦して大盛り上がり。蒸し暑い外で割ったばかりのスイカをみんなで頬ばった瞬間、冷たい果汁が身体にスッと染み渡り、夏ならではの格別な味になりました。

最後は笑顔が並ぶ集合写真を撮影し、解散となりました。

至らない点も多々あったと思いますが、参加者のお一人お一人のご協力のおかげで楽しくスムーズにこの会を終えられたことに、運営一同とても感謝しています。ご参加いただいた皆様、改めて今回は遠方からお越しいただきありがとうございました!

「田舎暮らしツアー」は今後も開催予定です。公式LINEにご登録いただければ、最新のイベント情報をお届けします。
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執筆・撮影 松田遼

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