【12年に一度】秩父 小鹿野町の絶景札所を巡る「午歳総開帳」ガイド2026

秩父札所午歳(うまどし)総開帳とは?

秩父地域で展開する「秩父札所午歳総開帳」は、12年に一度の午年にのみ行われる、秩父三十四ヶ所観音霊場の特別な祭典です。通常、観音様は「秘仏」としてお堂の奥に安置されていますが、この期間中はすべての札所で“御本尊の扉が開かれる「開帳」”が行われます。さらに、御本尊と私たちの手をつなぐ「お手綱(おてづな)」が設けられ、これに触れることで、直接参拝するのと同じくらい深いご利益を授かれると言われています。

小鹿野には、2つの札所があります。

31番札所 観音院
32番札所 法性寺

山の奥深いエリアにあり、独自の地形と荘厳な雰囲気を持つ小鹿野町の札所は、その旅のハイライトとなるはずです。

期間:2026年3月18日(水)〜11月30日(月)

小鹿野町が誇る「修行の場」と「絶景」の札所紹介

① 第31番札所:鷲窟山(しゅうくつさん) 観音院

日本一の大きさと言われる石造の仁王像が迎える山門をくぐると、296段の石段が立ちはだかる観音院。鷲の巣から見つけ出したと伝わる聖観世音が祀られています。見どころは、弘法大師が爪で彫ったと伝わる「爪彫りの磨崖仏(まがいぶつ)」をはじめ、全山に点在する十万八千体もの石仏です。参拝するにはやや体力を要する道のりですが、それゆえに奥の院で出会う祈りの風景は格別。自然と信仰が一体となった、小鹿野屈指のパワースポットです。

② 第32番札所:般若山(はんにゃさん) 法性寺

「秩父の苔寺」と称される美しい境内を抜け、岩を削った石段の先に見えてくるのは、岩窟に抱かれた舞台造りの観音堂です。最大のハイライトは、さらに山道を登り鎖場を越えた先にある奥の院「お船観音」。全長200mの巨岩の上に立つ観音像と、そこから見渡す秩父札所随一のパノラマは、まさに圧巻の一言です。相応の体力が必要ですが、その達成感は登った者にしか味わえません。本堂前の遥拝所からも、その神々しい姿を拝むことができます。

最寄りの温泉・お食事処

秩父札所の34寺院のなかでも、その道のりの険しい小鹿野町の札所。道中の疲れは、ぜひ小鹿野町の茶屋や温泉で癒していってください。

<30番札所 法雲寺(秩父市)→ 31番札所 観音院(小鹿野町)の道中>
道の駅 両神温泉薬師の湯・湯屋食堂

https://kanko-ogano.jp/spot/yakushinoyu/

<31番札所 観音院(小鹿野町)の最寄り>
秩父温泉郷 囲炉裏の宿小鹿荘

https://www.ojikasou.co.jp/hotspring/

観音茶屋 秩父・小鹿野のそば処
https://kannonchaya.jp/

<32番札所 法性寺(小鹿野町)の最寄り>
宮本の湯|秩父・西谷津温泉

https://www.miyamotonoyu.jp/

Roast&Drip kakinokubo
https://kakinokubo.stores.jp/

参拝心得【基本のキ編】

はじめての方は、この2点を覚えてお参りください。
①観音堂で参拝する

・合掌をして一礼

②納経所で御朱印を受ける

・受けている最中はその場から離れません。(取り違えが発生しないように気をつけましょう)
※神社での参拝作法とは異なり、寺院では、手を合わせて、合掌した状態で一礼します。一礼したら、目を閉じたまま観音様との対話を楽しみ、その後手をほどきます。

ちゃんと決められた形に則って参拝したいという方は、下記の秩父札所公式サイトから「基本編」「応用編」をぜひご覧ください。

よくある質問

Q. 秩父札所の34寺院は、何日くらいで巡れますか?
A. 秩父札所ひと巡りは約100kmです。
車では3~4日、徒歩では7~8日ほど。数回に分けても構いません。

Q. どの札所から始めればいいですか?
A. どの札所からでも可能です。江戸時代中期に巡りやすい順番が現在の順になりました。

Q. 重ね印でも特別御朱印はもらえますか?
A. 総開帳の期間中であれば、重ね印にも特別記念御朱印を押印いたします。重ね印をおすすめしておりますが、新しい御朱印帳を用意される方もいらっしゃいます。

Q. 参拝時の服装や持ち物は?
A. 動きやすい靴・服装が最適です。正式な服装は「装束(白衣・輪袈裟・金剛杖)」ですが、決まりはありません。

Q. 参拝・巡礼時の持ち物は?
A. 必須の持ち物は特にありませんが、夏場は帽子や飲み物を忘れずに。
巡礼をより深く味わいたい方は経本、納め札、納経帳、線香・ろうそくなどがあると便利です。

Q. 巡礼用品はどこで買えますか?
A. 秩父札所連合会公式通販サイト で購入できます。各札所でも取り扱いがあります。
https://chichibufudasho-tsuhan.com/

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