東京と同じ生活スタイルを、奥秩父の小鹿野町でも。(お試し移住体験レポート)

秩父郡 小鹿野町(おがのまち)には、移住を検討している方が1泊から最大9泊まで無料(2026年2月現在)で利用できるお試し移住住宅「OGANO LIVING」がある。今回ご利用いただいたのは、小鹿野町の特定地域づくり事業協同組合とのつながりがきっかけでお申込された40代の女性。実際にお試し住宅に滞在した感想をうかがった。

解説

特定地域づくり事業協同組合制度とは
人口急減地域(過疎地域等)の企業や農林水産業者が共同で設立した組合が、人材を正規雇用し、複数の事業者へ派遣する仕組みのこと。年間を通じた安定雇用(正社員)を創出し、移住・定住促進と地域産業の担い手確保、地域活性化を目指す制度です。

ー今回、小鹿野町を訪れた理由を教えていただけますか?

東京で生活するなかで、仕事と日常が近すぎるんじゃないかという感覚があったんです。もう少し落ち着いた場所での暮らし方を具体的に考えてみたい、という思いがずっとありました。そんな時、小鹿野町特定地域づくり事業協同組合の取り組みを知ったんです。「地域で働き、生活する人」が実際にいる町なら、移住のイメージも現実的に描けるんじゃないかなと感じました。

小鹿野町は、都心から比較的すぐ来られる距離なのに、山や自然に囲まれていて環境もすごく落ち着いていますよね。この「遠すぎず、近すぎない距離感」で拠点を変える可能性を考えたとき、まずは一定期間ここで「日々の暮らし」を体験してみたいと思って、お試し住宅を利用してみることにしました。

ー実際に、どのようにして過ごされましたか?

お試し住宅には家電や調理器具、食器が一通りそろっていたので、初日からスムーズに生活を立ち上げられました。 調理で直火のコンロが使えたのも嬉しくて、普段の生活に近い形で過ごせたポイントですね。

滞在中は自炊を基本にして、スーパーでの買い物や食事の準備を通して生活の流れを体感するようにしました。 地元の食材を買って夕食を作り、朝食も自分で用意する。そうすることで、単なる「滞在」ではなく「生活」に近い感覚が得られた気がします。食材や日用品も無理なく揃えられましたし、日常生活を送るうえでの大きな不便は感じませんでしたね。実際に住むことを想定したときの移動手段や行動範囲など、具体的なイメージを描けたことは大きな収穫でした。

ー滞在中に行ってみた場所について教えてください。

空いた時間には、札所巡りや三峯神社、秩父神社などを訪れました。 特に秩父神社周辺や番場通りは、街歩きを楽しんでいる方が多くて。飲食店や土産物店を巡るだけでも、十分に充実した時間を過ごせると感じました。

スクロールできます
パリー食堂(秩父市)
パリー食堂(秩父市)
三峯神社(秩父市)
鷲窟山 観音院(小鹿野町)

ー期間中、印象に残ったことについて教えてください。

特に印象に残っているのは、老舗ワイナリーである秩父ワインさんへの訪問です。
ワイナリーではブドウ栽培や醸造の説明を受けながら、畑や施設を実際に見学させていただきました。小鹿野町の地形や気候が栽培に適していること、そして何より丁寧な管理が行われていることを知り、ワインの味わいの背景にある「土地の特性」や「人の仕事」を肌で実感することができました。

今回のお試し移住では、小鹿野町での暮らしを現実として想像できる時間を過ごすことができました。観光で訪れるだけでは見えにくい、日々の買い物や食事、地域資源との距離感を実体験できたこと。それこそが、お試し移住の大きな価値だと思っています。

ーありがとうございました。


秩父郡小鹿野町(おがのまち)では、移住を検討されている方向けに、実際の生活を体験できる「おためし移住住宅」を提供しています。リアルな暮らしを体験いただけるよう、町民とのコミュニケーションや農作業体験、鳥獣害対策見学などのアクティビティも選択できるコーディネーター伴走型、2泊~最長9泊が可能で、利用料は無料(2026年2月現在)です。移住のご検討にあたっての情報収集として、ぜひお気軽にご利用ください。

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