楽しく小鹿野町の食文化を学べる「おやこ郷土料理教室」に参加しました!

小鹿野町に移住し、地域おこし協力隊として活動している松田です。9月27日(土)、両神ふるさと総合会館の調理室で「みそポテトづくり教室」が開かれました。

「みそポテト」は、昔から農作業の合間や小腹がすいたときに食べられてきた“こじゅうはん(小昼飯)”。衣をつけて揚げたじゃがいもに、甘じょっぱい味噌だれをたっぷりかけた味は小鹿野・秩父地域の人にとっては馴染みのあるものです。移住してからの私にとっても、気づけばすっかり定番のメニューになりつつあります。料理を教えてくださるのは、地域にお住まいの「郷土料理伝承ボランティア※」の方たちです。

今回の料理教室には、私たち家族も含めて4家族が参加しました。最初は静かにしていた子どもたちも、エプロンと三角巾をつけて準備をはじめると、一気に楽しそうな表情に変わりました。

まずは、衛生面に気をつけて丁寧に手洗い。

みそポテトは揚げたじゃがいもにみそダレをかけるというシンプルな料理ながら、工程が多いので自宅で作るのは少し大変です。まずじゃがいもを蒸す(茹でる)→皮を剥く→切る→衣をつける→油で揚げる→みそダレをつけて完成。ボランティアさんたちが優しく見守ってくださったおかげで、1年生の息子も色々な工程に興味を持って積極的に取り組むことができました。

この日は「塩昆布きゅうりも」一緒に作りました。もちろん、小鹿野の特産、新鮮な「秩父きゅうり」を使っています。子どもたちはボランティアさんに教わりながら、慎重に包丁を使い、野菜を切る手元に集中していました。

揚げ物の間には、職員さんが絵本の読み聞かせをしてくれるひとときも。調理室にやさしい声が響き、大人は安心して揚げ物をすることができました。

自分たちで作ったみそポテトときゅうりの和え物をお皿に盛り付けて試食。
甘じょっぱいみそだれとホクホクのじゃがいもに、「おいしい!」と笑顔がこぼれます。
親子で協力して作った料理の味は、きっと特別な思い出になったことでしょう。

食後は食器を洗うところまで行いました。

地域の人に教わりながら、昔ながらの食文化を親子で体験できるこの教室。
小鹿野での暮らしのあたたかさを改めて感じた一日でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※郷土料理伝承ボランティア

 ボランティアとして参加している町民の方々と保健課の管理栄養士が連携して実施しています。普段は自分たちの知っているレシピを書き起こしたり、知らない郷土料理は本で調べたりして、レシピを自分たちで作り、それをおやこ郷土料理教室に参加している親子へお伝えしています。実際にボランティアの方々がおやこ郷土料理教室に参加し、参加している人の分からないことを一緒に調理しながらお伝えしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おやこ郷土料理教室」とは

小鹿野町では、親子で一緒に地域の食文化を体験できる「おやこ郷土料理教室」を開催していちます。町の保健課と生涯学習課(図書館・両神公民館)が協力して行うこの教室では、地元の食材を使って郷土料理を作りながら、「食と健康のつながり」や「地域に受け継がれてきた食文化」を楽しく学ぶことができます。

地域の食文化はその土地の風土や気候と大きく関わりがあります。食を通して小鹿野をより深く知ることができます。

令和7年度は、あと2回12月と2月に開催が予定されています。
12月:油揚げを使った混ぜご飯
2月:おっきりこみ
ぜひこの機会に秩父の郷土料理を一緒に学んでみませんか?

お申し込み・お問い合わせはこちらまで。
小鹿野町保健福祉センター・保健課 ℡ 0494-75-0135

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回作成したみそポテトのレシピはこちら

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

写真・文章
地域おこし協力隊 松田 遼

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小鹿野町ではあなたのライフスタイルやご要望に合わせてカスタマイズ可能な「移住体験ツアー」を随時受付中です。自然や人の温かさを、現地で体感してみませんか。

👉詳細はこちら

目次